イタリアの専門サイト　鎌田大地とACミランの会合の舞台裏を明かす

鎌田大地（ロイター）

　今季限りでドイツ1部Eフランクフルトを退団することが決定している日本代表MF鎌田大地（26）に関し、セリエAの名門ACミランと年俸300万ユーロ（約4億4100万円）で基本合意に達したと報じたイタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート・コム」は15日、「全ての真実」と題し、両者の会合の舞台裏を明かした。

　同サイトによると、鎌田の仲介人とACミランの強化担当を務めるマッサラ、マルディーニの両氏が初めて顔を合わしたのは、今年1月で、鎌田自身はACミランからの誘いに即決だったという。そして交渉を重ねることで年俸300万ユーロで基本合意に達し、鎌田自身の希望もあり、ACミランは獲得を狙う同じセリエAのナポリよりも争奪戦でリードしているのが現状という。

　同サイトは、ACミランが鎌田の代理人サイドとこれまで粘り強く交渉を重ねてきたことで、獲得へのポールポジションを奪ったと分析。そのポールポジションを失わないためにも、この1カ月で戦術面、技術面での評価を終わらせなければいけないと指摘した。その上で、最後は強化部門の最高責任者であるマッサラ氏が獲得か否かを決断するとしている。