新潟・三戸　大胆に今季初ゴール狙う

笑顔で最終調整を行う三戸（撮影・渡辺　直美）
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　J1新潟は29日、アウェーでアルベル前監督（55）率いるFC東京と対戦する。2戦連続先発出場が濃厚な三戸舜介（20）は、より大胆な攻撃を仕掛けることを意識。今季初ゴールを決めて勝利に貢献し、プロ1年目に指導を受けたアルベル監督に成長した姿を見せようと燃えている。

　より大胆にゴールを狙う。三戸は今季初ゴールを決めようと目をギラギラさせている。「今季はゴールを決められていないので、もっと積極的にシュートを狙って、ゴールに飛び込みたい」。リーグ戦はこれまで8試合に出場。7試合に先発するもなかなかゴールを決められずJ1の厳しさを痛感している。

　ドリブル突破や瞬発力を生かした攻撃が持ち味だが、ここまではゴール付近でのプレーに力強さが消えている。「前節の鹿島戦も相手のブロックを崩せずいい攻撃ができなかった。もっと大胆なプレーが必要だと思った」と大胆さを前面に押し出す構え。

　「ミドルシュートやパンチのあるシュートで自分らしさが出せると思うし、そういうシュートを相手が警戒してきたときにはドリブル突破やいろいろなパスが生きる」とボールが来たら迷いなくシュートを打ち込むつもりだ。

　FC東京を率いるアルベル前監督にはプロ1年目の21年に指導を受けた。「“現状に満足するな”ってことをずっと言われてきた」。その言葉を胸に、今も現状に満足することなく成長を目指している。「プロ1年目よりももっと怖い選手になっていることを見せたい。ゴールを決めて成長した姿を見せたい」とかつての指揮官の前で今季初ゴールを決める。