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ナポリ 29日サレルニターナ戦が30日に急きょ変更 33年ぶり優勝へ向けた“混乱回避”へ市も動く

[ 2023年4月28日 22:50 ]

イタリア・ポジリポビーチでは早くもナポリの3度目のセリエA優勝を“お祝い”するような映像が浜辺に映し出された(AP)
Photo By AP

 イタリア1部(セリエA)で首位独走のナポリが28日、クラブ公式ホームページで29日に予定されていた本拠でのサレルニターナ戦を30日(日本時間午後10時開始予定)に急きょ変更したと発表した。

 ナポリは前節を終え勝ち点78と2位ラツィオ(勝ち点61)に大差をつけ首位独走。33シーズンぶりのスクデット獲得(優勝)が今節にも決まる可能性が浮上。今節ナポリがサレルニターナ戦に勝利し、2位ラツィオが6位インテル・ミラノに敗れると33シーズンぶりのスクデット獲得(優勝)が決まることになった。

 本来ナポリ対サレルニターナ戦は29日、ラツィオ対インテル・ミラノ戦は30日(日本時間19時30開始)と予定していたため、ナポリが29日に勝利した場合、優勝の行方はローマで開催されるラツィオ戦の結果次第となることに。ナポリから首都ローマまでは車で約2時間30分ほどの距離のため、多くのサポーターが首都へ移動して来ることが懸念された。

 そのためナポリの会長がサレルニターナ戦をラツィオ対インテル・ミラノ戦終了後のキックオフ時間に変更すべく動いたとしてイタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルト(電子版)が報道。会長のコメントとして「前代未聞の交通渋滞が予想される。したがって優勝パーティーはホームスタジアム内で行うべきだと考えている」と紹介。さらにナポリ市長も30日の12時以降に市内中心部の交通をストップし、歩行者天国とすることを検討していると報じていた。

 なお、イタリア南部ポジリポでは浜辺にナポリがセリエAを制した過去2回1987年、1990年とともに2023年のロゴが早くも映し出されるなど“お祭りムード”は高まっていた。

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2023年4月28日のニュース