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新潟・秋山 FC東京のアルベル監督に「あの時使っておけば」と思わせたい

[ 2023年4月28日 05:10 ]

思い切りのいいプレーを誓った秋山
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 J1新潟は29日、アウェーでFC東京と対戦する。2試合ぶりの先発出場を目指すMF秋山裕紀(22)は、ショートパスでつなぐことに加え、先手を取るために、もっと泥くさく、もっとチャレンジングなパスで活路を見いだす。

 リーグ戦もFC東京戦で10試合目。秋山は「相手に分析されてきていることは間違いない。対策されてもその上をいくクオリティーを出していかなくては」と強気の姿勢を崩さない。

 前節の鹿島戦はメンバー外と悔しい思いをしたが、外からチームを見ることでの気付きもあった。「相手に対策されてもショートパスでつないでいた。持っているスタイルを貫くことも大事だけど、先に点を取るためには一つのモーションでラインも下がるだろうし、多少スタイルを崩してでも泥くさく攻めることが大事だと思った」と積極的にチャレンジしていくことの大事さを痛感した。

 15日の福岡戦、19日のルヴァン杯柏戦、そして鹿島戦と直近3試合は全て先制点を許している。「先に自分たちが点を取れば、相手は前に出てくるしスペースもできる。まずは先制点を取ることが大事」と前半からより効果的なパスさばきを展開するつもりだ。

 現在、FC東京を率いるアルベル監督が新潟を指揮した20、21年は、J3沼津やJ3鹿児島への育成型期限付き移籍を経験。新潟でプレーできず「悔しい思いをしていた」と振り返る。だが「今では違うチームを経験し学んだこともあるし、成長できたので感謝の気持ちもある」と話す。だからこそアルベル監督に「成長した姿を見せたいし、あのとき裕紀(秋山)を使っておけばな、というのを見せることができたら。絶対に勝ちたい」。秋山らしい思い切りのいいプレーでチームを勝利に導く。

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2023年4月28日のニュース