新潟・小見　今季初ゴールに集中　侍ジャパンより海外サッカー

今季初ゴールを目指す新潟・小見
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　J1新潟は26日、ホームでのルヴァン杯第2節で鹿島と対戦する。8日のルヴァン杯福岡戦（●0―1）で先発出場しながら無得点だったFW小見洋太（20）は、今季初ゴールに向けて並々ならぬ思いを口にした。

　「ゴールしかない」。小見はここまでリーグ戦4試合、ルヴァン杯1試合に出場も無得点。なかなかゴールを決めきれない中、今度こそネットを揺らそうと居残りシュート練習で精度を高めている。「練習ではできているから、本当に試合で結果を出さないと」。公開された22日の実戦練習でも左サイドからゴールを決めており、調子は悪くない。

　8日のルヴァン杯福岡戦では左SH（サイドハーフ）で先発出場し、前半31分にドリブルからシュートを放ったが相手GKに阻まれた。「チャンスや決定機があった中で決めきれなかったのは反省している。ルヴァン杯の先発メンバーでリーグ戦にも絡んでいるからもっと自分がチームを引っ張っていかないとだし、ルヴァン杯に出ているメンバーがもっとやらないとチームの底上げにならない」とレギュラー陣を下から突き上げるためにも結果にこだわる。

　日本中がWBCの侍ジャパンの活躍に沸く中、小見は「結果をチラ見するくらいでした」と至ってマイペース。時間があれば海外サッカーを見ており「19日のアーセナルの試合（対クリスタルパレス）で左ウイングの選手がいいゴールを決めていたので凄く参考になった」と先制ゴールを決めた21歳のブラジル人FWガブリエウ・マルティネッリのプレーに刺激を受けた。「ボールを受けてから手数をかけずにゴールを決めるのは、凄く参考になった」と居残り練習ではマルティネッリのゴールをイメージしながら素早い攻撃を意識。「長い時間試合に出られれば、ゴールは決まると思う。何かを特別にやるのではなくゴールだけを考える」と次こそゴールを決めてみせる。