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中田浩二氏 三笘システムにこだわるな 状況を見て柔軟に立ち位置変更を

[ 2023年3月25日 04:30 ]

国際親善試合   日本1-1ウルグアイ ( 2023年3月24日    国立競技場 )

<日本・ウルグアイ>後半、激しく競り合う三笘(撮影・小海途 良幹)
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 【中田浩二 視点】W杯カタール大会で結果を出した3バックから4―2―3―1のシステムに変えたが、森保監督は4年前の立ち上げからベースとしてやってきたものなので違和感はなかった。3バックだと三笘の位置のウイングバックはスタートポジションが低くなり、守備の負担もある。しかし、4バックでは三笘は攻撃に専念できてより持ち味が出せる。この試合でも後半の三笘はドリブルで仕掛ける回数も増え、遠藤や守田、鎌田と近い位置でプレーできて効果が出ていた。

 森保監督は日本代表のメンバーや対戦相手を見て、システムを変える可能性もある。ベースは4―2―3―1でも、試合中の変更も考えられる。難しいのは前半のように相手がシステムを合わせてきて日本の特長を消された場合で、厳しい戦いになる。状況を見て選手同士で立ち位置を変えたりすることが必要で、そこが鍵となる。W杯カタール大会の時もそうだったが、複数のシステムを使い分けられるようになれば、日本代表にとって大きな武器となると思う。(元日本代表DF)

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2023年3月25日のニュース