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J1新潟 伊藤涼太郎古巣相手に3戦連発だ

[ 2023年3月16日 04:33 ]

古巣との対戦に意欲を見せ、3戦連続ゴールを目指す伊藤(撮影・渡辺 直美)
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 2戦連続ゴール中のアルビレックス新潟MF伊藤涼太郎(25)は、開幕から4試合でチームの全7得点に絡むなど絶好調。今節は古巣の浦和が相手だけに気合十分。J1では自身初となる3戦連続ゴールを決めて、いまだ無敗のチームを今季初の連勝に導くつもりだ。

 試合を重ねるごとに伊藤の存在感が際立ってくる。シュートだけでなく、巧みなパスさばきやトラップなど、これまでのプレー動画がSNSで拡散され、一躍注目度が増した。「みんな騒ぎすぎなんじゃないかと思う。でもさすがJ1。注目度が違うし、一つのプレーの取り上げ方が変わっていてやりがいがある」と充実感を感じている様子だ。

 その注目度の高さから、15日に発表された日本代表メンバー入りも期待されていた。伊藤自身も「選ばれたらいいと思う」と代表入りを熱望していたが、残念ながら吉報は届かなかった。「代表は目標としている場所。新潟で結果を残し続ければ、その先に海外や代表がある」と気持ちを切り替え、リーグ戦でさらに結果を求めていく。

 今節の相手は16年にプロ生活をスタートさせた浦和。古巣との対戦を前に「6年間お世話になったクラブだけど、苦しいときの時間が多く、プロの厳しさを学んだところ。今は新潟で成長した姿を見せたい」と静かに闘志を燃やしている。J2では18年の水戸時代に3戦連続ゴールはあるが、J1では自身初となる3戦連続ゴールを狙う。

 これまでチームが挙げた全7得点に絡んでいる。「J2ではやりたいようにやれていたけど、J1は封じられると思って何個かのアイデアを持つようにしている。選択肢の数で相手を上回れているのが好調の要因」と話す。だが一方で「J1を相手にもっと経験を積めれば上のステージに行けると思う」と決して満足はしていない。

 シーズン当初から「本気でJ1優勝を考えている」と公言している。トップ下の魔術師が、今節もワクワクさせるトリッキーなプレーで、チームの攻撃をけん引する。

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2023年3月16日のニュース