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J1福岡 20歳DF森山 8日ルヴァン杯初戦VS新潟 「得点や数字が残せるように頑張りたい」

[ 2023年3月6日 06:00 ]

ルヴァン杯へ向けての意気込みを話す福岡DF森山
Photo By スポニチ

 J1福岡が5日、ルヴァン杯の初戦となるホーム新潟戦(8日)に向けての公開練習を行った。

 同大会は21歳以下の選手1名以上の先発出場が義務となっており、チーム唯一の福岡ユース出身選手・DF森山公弥(20)の出場が濃厚だ。今季はここまでリーグ戦出場はなく「目標のリーグ戦出場に絡んでいくためにもアピールすることは大事」と意気込む。

 21年に入団しプロ3年目。ボランチ、センターバックなど主戦場は守備的ポジションで「スピード感にも慣れてきたし周りが前よりも見えている感じはある」とプレーの進化に手応えを感じている。自信を持つ左足のキックを武器に「一発で背後を狙うプレーだったり、近くにつけたりと生かしていければ」と飛躍を期す。

 今季は主将のDF奈良から副主将に指名されチーム内での存在感も高まった。

 「ユース上がりが自分しか残っていない。そういうのを示していくようにと言われましたし断る理由はなかった。責任感はすごく感じています」。

 3年目のブレークを目指す森山に長谷部茂利監督(51)も「左足のキックは上手。良い配球を良いタイミングとパスの質で出すことを期待したい」とハッパ。ただ、副キャプテンとして時には試合でキャプテンマークを巻くこともあるチームを引っ張る立場としては「まだまだ足りない」と成長を促した。

 「年齢も下なので殻をまだ破り切れていない。DF、中盤の後ろぎみのラインで中心になっていく。そういうチームを引っ張るような言動を期待している」。
 
 昨年のルヴァン杯はクラブ史上初のベスト4入り。今年も「ベスト4以上」の目標達成を掲げるチームに森山の奮闘は不可欠だ。

 「リーグ戦も2連勝で良い流れを途絶えさせない。絶対勝つ、個人として結果を残すことは意識している。得点や数字が残せるように頑張りたい」。

 長谷部監督はルヴァン杯で選出されるニューヒーロー賞に言及し「意識したい。取ってくれないかな」と森山の活躍を願う。勝負の3年目。実力を証明する大会が幕を開ける。

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2023年3月6日のニュース