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ブライトン・三笘 プレミアL日本人最多タイ今季リーグ戦6点目「余裕はありました」

[ 2023年3月6日 04:55 ]

プレミアリーグ   ブライトン4-0ウェストハム ( 2023年3月4日 )

後半24分、ゴールを決める三笘(ロイター)

 英プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表MF三笘薫(25)が4日、ホームのウェストハム戦で今季リーグ戦6ゴール目を決めた。2―0の後半24分に右クロスを右足で押し込んだ。プレミアのシーズン6得点は、香川真司(33=C大阪)、岡崎慎司(36=シントトロイデン)に並ぶ日本人最多タイ。前半18分にはPKを獲得して先制点をお膳立てするなど大車輪の活躍で、チームを4―0の勝利に導いた。

 三笘がついに偉大な先輩に肩を並べた。2―0の後半24分。右からの折り返しに「最近はあそこしか狙っていない」と、フリーで遠いサイドから滑り込んで右足を合わせた。昨年のW杯カタール大会で話題を呼んだ「三笘の1ミリ」をほうふつさせる鋭い飛び出し。それでも本人は「余裕はありました」と冷静に振り返り、「入っていけてよかった」と納得の表情を浮かべた。

 リーグ戦では2月4日のボーンマス戦以来、1カ月ぶりとなる6ゴール目。12~13年に香川(マンチェスターU)、17~18年に岡崎(レスター)がマークしたプレミアリーグの日本人シーズン最多記録に並んだ。記録について三笘は「知っていた」とし、「そんな簡単じゃないと思うけど、いけるところまでいきたい」と更新に意欲を示した。今季は残り15試合。このペースでいけば、2桁得点も決して夢ではない。

 この日は前半18分に得意のドリブルからPKを奪取し、先制点もお膳立てした。英BBCはマン・オブ・ザ・マッチに選出し「前線のほぼ全ての良いシーンの中心にいた」と称えた。

 最近は対戦相手がドリブルを警戒し、“ダブルマーク”する形で対策。それでも相手守備を逆手に取って、中央寄りにポジションを取ってパスを受けたり、裏に抜け出したりするなど、進化した姿を見せている。森保ジャパンでの活躍も期待される高速ドリブラーは「中に入ってパスでつくることはできているけど、そこから脅威になることはもっともっと必要」とさらなる飛躍を誓った。

 ▽日本選手のプレミアリーグ6得点 12~13年の香川はマンチェスターU加入1年目。故障で約2カ月間離脱も、復帰後の13年3月ノリッジ戦で日本人初のハットトリック。リーグ優勝に貢献し、出場20試合目となった最終節で6得点に乗せた。17~18年レスターの岡崎はシーズン前半の第17節、出場14試合で6得点に到達。しかし、後半戦は故障もあり上積みはできずシーズン27試合6得点だった。

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2023年3月6日のニュース