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FC東京 ブラボーな3年ぶり白星発進 長友舌好調「森保監督が来ているのを知っていたら…」

[ 2023年2月19日 04:44 ]

明治安田生命J1第1節   FC東京2―0浦和 ( 2023年2月18日    味スタ )

<FC東京・浦和>後半、FC東京・渡辺(中央)がゴールを決め長友(左)らと喜ぶ(撮影・西海健太郎)
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 FC東京はホームで浦和を2―0で撃破し、3年ぶりに白星発進した。後半21分に相手のオウンゴールで先制すると、その8分後には途中出場のFW渡辺が追加点。日本代表の森保監督が視察に訪れた中、惜しい右シュートを放つなど途中出場で存在感を示した日本代表DF長友は「森保監督が来ているのを知っていたら、点を取ってたな~」と冗談交じりに振り返った。

 W杯以来の公式戦となった長友はこの日、ベンチスタート。それでも「スタメンだろうとベンチだろうと感情は全く変わらない」と、前半からベンチ前に飛び出し何度もチームを鼓舞。試合後は「叫びすぎて声が出ない」と言うほど絶叫してチームに勇気を与え続けた。

 それに高卒2年目のMF松木ら若い選手も奮起。1ボランチから2ボランチに変更した後半に主導権を奪い、3万8000人超で埋まったスタジアムを熱狂の渦に巻き込んだ。高卒新人だった昨年の開幕戦では足がつって途中交代となった松木だが、この日はフル出場。「いいプレーでアピールしたい」という森保監督にも成長の跡を見せつけた。

 ベテランと若手がかみ合い、チーム一丸で“ブラボー”な勝利をもぎ取った青赤軍団。悲願のリーグ初Vへ、力強いスタートを切った。

 ○…日本代表の森保監督が味スタを訪れ、W杯後初めてJリーグを視察した=写真。FC東京にはDF長友、浦和にはDF酒井とW杯戦士が所属。森保監督はこの試合を選んだ理由を「(長友)佑都と(酒井)宏樹がおり、若手もこれから代表の戦力として見ていきたい選手がいた」と説明した。長友は後半から途中出場となったが、「ブラボーと言いたい。ベンチからチームを鼓舞し、ピッチ内外でチームの一員として戦う姿は素晴らしい」と大ベテランの姿勢を称えた。

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2023年2月19日のニュース