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チェルシー“爆買い”にスペイン紙も衝撃!今冬の支出額が欧州主要6カ国合計を上回り「クレイジー」

[ 2023年1月29日 21:47 ]

アメリカ人実業家のトッド・ベーリー氏(AP)
Photo By AP

 スペイン紙マルカ(電子版)は28日、英プレミアリーグ・チェルシーが今冬の移籍市場で選手獲得に投じた支出額がドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ポルトガルといった6つの国の1部リーグ合計金額よりも上回っていると報じた。

 チェルシーは昨年5月、米大リーグのドジャースで共同オーナーを務めるアメリカ人実業家トッド・ベーリー氏らの共同事業体が新オーナーに就任。夏の移籍市場ではDFウェズレイ・フォファナ(8040万ユーロ)、DFマルク・ククレジャ(6530万ユーロ)、FWラヒム・スターリング(5620万ユーロ)、DFカイドゥ・クリバリ(3800万ユーロ)、MFカーニー・チュクウェメカ(1800万ユーロ)、FWピエール・オバメヤン(1200万ユーロ)、GKガブリエル・スロニナ(910万ユーロ)などを計2億8200万ユーロ(約398億円)という巨額な資金を使って獲得。

 それにも関わらず今季はここまで欧州CL圏の4位以内であるマンチェスターUまで勝ち点10差の10位と低迷。今年1月から“解禁”となった冬の移籍市場でも積極的な動きを見せ、FWミハイロ・ムドリク(7000万ユーロ+出来高3000万ユーロ)、DFベノワ・バディアシル(3800万ユーロ)、FWノニ・マドゥケ(3500万ユーロ)、MFアンドレイ・サントス(1250万ユーロ)、FWダトロ・フォファナ(1200万ユーロ)、FWジョアン・フェリックス(1100万ユーロ、期限付き移籍)らを続々と獲得。28日時点では支出額の累計が1億7850万ユーロ(約252億円、※出来高は含めず)だった。

 同紙はこの金額が「ドイツ、スペイン、イタリア、フランス、オランダ、ポルトガルといった6つの国の1部リーグで投じられた合計額よりも上回っている」と報道。28日時点ではドイツ1部(4940万ユーロ)、スペイン1部(2410万ユーロ)、ポルトガル1部(2230万ユーロ)、フランス1部(1930万ユーロ)、オランダ1部(1700万ユーロ)、イタリア1部(900万ユーロ)で合計1億4110万ユーロ(約199億円)だったと報告した。

 加えて同紙はチェルシーがサッカー界における同一シーズンでの移籍市場で、史上初めて支出額4億ユーロ(約565億円)を突破したと紹介。さらに29日にはフランス1部リヨンからU―21フランス代表DFマロ・グストを移籍金3000万ユーロ(約42億円)+出来高500万ユーロ(約7億円)で獲得し、今季は期限付き移籍の形でリヨンにとどまってプレーするという契約を発表。

 これにより夏と冬の移籍市場を合わせたチェルシーの支出額は合計4億9050万ユーロ(約692億円)を突破。冬の移籍市場だけでも2億850万ユーロ(約294億円)を投じたことになり、同紙はこの歴史的な“爆買い”に対し「クレイジーだ」と驚きの声をもって伝えた。

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