三笘が先制点演出でリバプール撃破に貢献「勢いを付けられて良かった」

プレミアリーグ   ブライトン3―0リバプール （ 2023年1月14日    英国・ブライトン ）

ブライトンの三笘（ロイター）

　ブライトンの日本代表MF三笘薫（25）がリバプール戦で先制点を演出し、3―0の快勝に貢献した。中盤の左サイドで先発すると、マッチアップしたイングランドDF代表DFアレクサンダーアーノルドを相手に持ち味のスピードとドリブルを生かして抜群の存在感を発揮。後半開始1分にはショートカウンターからペナルティーエリア内の左でパスを受けてゴール前に折り返し、MFマーチの先制点を演出した。

　アレクサンダーアーノルドがボールに触ったようでアシストは記録されなかったが、優位に試合を進めていた中で流れを加速させる先制点を呼び込み「（相手が）近かったので（シュートではなく）パスに変えました。オフサイドがちょっと怖かったですけど」と振り返った。

　後半45分に退くまでドリブルや最終ラインの裏を狙う動きで場内を再三沸かせてファウルも誘った。リーグ戦3戦連発こそ逃したが「ああいう動きを何回もやることで相手も疲弊すると思う。前半があっての後半。試合を通して勝ったという感じ。後半でも勢いを付けられて良かった」と充実感をにじませた。

　エースのベルギー代表FWトロサールがデゼルビ監督との行き違いから招集メンバーを外れ、今冬の移籍を志願する非常事態の中で難敵撃破に貢献。指揮官はここまでリーグ戦3得点の日本代表アタッカーに「毎日繰り返し“10ゴール”“10ゴール”と伝えている」と2桁得点を求めていることを明かし、期待はこれまで以上に高まることになりそうだ。