中村俊輔氏　横浜FCコーチ就任へ　オファー快諾し天才レフティー指導者の第一歩　四方田監督も入閣熱望

中村俊輔氏
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　今季で現役を引退した元日本代表MF中村俊輔氏（44）が、来季から横浜FCのコーチに就任することが24日、分かった。クラブは今月、オファーを提示。続投が決まっている四方田修平監督（49）も入閣を熱望したという。複数の関係者によると、本人は快諾。スパイクを脱いだばかりの天才レフティーが早速、指導者として歩み出す。

　本人もかねて指導者への挑戦意欲を語っていた。引退会見では「指導者としてやることで、小学生の頃から教わった先生や指導者の方々が自分を支えてくれたことの恩返しになるかな」と話していた。6月に右足首にメスを入れ、思うように出場機会を得られなかった今季も、チームでは中村氏の思考や戦術眼を学ぼうとする後輩たちが後を絶たなかった。コーチとしてまず来季はJ1定着へ、そして26年までのJ1制覇という目標へ導く。

　コーチ就任は、指導者の頂を目指す第一歩となる。既にB級コーチライセンスを取得済みで、A級を経てS級取得までは最短で3年かかる見込み。「今のところ自分の経験しかない。これから少しずつ、皆さんの経験を吸収してつくり上げていくものだと思うので、柔軟にやっていきたい」と理想像はあえて持たずに歩み出していく。

　レジェンドの指導者転身は、日本サッカー界全体にとっても大きな意味を持つ。