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森保監督 カナダ戦での終盤3バック導入に手応え W杯本番でも「いろんな意味でオプションとして使える」

[ 2022年11月18日 03:24 ]

<日本・カナダ>試合後、サポーターに共闘を訴える森保監督(撮影・西海健太郎)
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 20日開幕のW杯カタール大会に臨む日本代表は17日、UAEのドバイでカナダとW杯前最後の強化試合を行い1―2で逆転負けした。前半9分、MF相馬がMF柴崎の縦パスを右足で合わせて先制点を決めたが、後半21分に追いつかれ、終了間際にPKから勝ち越し点を許した。

 森保監督がカナダ戦で確認したかったのは3つ。「全体のコンディションを上げる部分」、「本大会を見据えた時の戦術的な確認」、そして「状況によってシステムを変えていく」こと。先発にはケガから復帰明けのFW浅野、MF田中、DF板倉を起用。戦術浸透を図る意図では、森保ジャパンでの経験が比較的浅いMF相馬、DF谷口、DF伊藤らを送り込んだ。一方で連戦を戦ってきた欧州組は疲労を考慮して温存した。

 後半には、MF鎌田の代表初のボランチ起用と3バックも試した。途中で相手が3バックに形を変えたことで一定時間、布陣のミスマッチが生まれた。その時間は押し込まれる時間が増えたが、ペースを握り返す狙いで日本も相手の形に合わせて3バックに布陣変更するオプションを試すことは、試合前のミーティングで選手に伝えていたという。

 指揮官は「今後の試合を考えた時に、相手に合わせた中でやっていくことのメリット、デメリットを考えていきたい」としながらも、「3バックにして相手とのマッチアップがはっきりした中で、余計な体力を使わずにいい形で相手とマッチアップし、そこからチームとしていい距離感で攻撃もできるようになった。終盤で形を合わせてマッチアップできたことはいろんな意味でオプションとして使える」と手応えを語った。
 

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2022年11月18日のニュース