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【W杯代表発表】森保ジャパン サプライズは…大迫、原口、古橋落選に驚きの声

[ 2022年11月1日 14:25 ]

1998年6月、フランスW杯の直前合宿地・スイスのニヨンで日本代表を発表した岡田監督。「外れるのはカズ、三浦カズ…」というセリフは有名なフレーズとなった
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 日本サッカー協会(JFA)は1日、20日に開幕するW杯カタール大会に臨む日本代表メンバー26人を発表した。森保監督は「サプライズはないと思う」と話していたが、実績のあるFW大迫勇也(32=神戸)、原口元気(31=ウニオン・ベルリン)、古橋亨梧(27=セルティック)らが落選。一方で、長友佑都(36=FC東京)、吉田麻也(34=シャルケ)といったW杯アジア予選の主力が順当に選ばれた。SNSでは「大迫落選が最大のサプライズ」との声が上がった。

 日本代表W杯メンバー発表での過去の“サプライズ”は記念すべき初出場となった1998年フランス大会では、プロキャリア1年目の弱冠18歳ながらも“天才”と注目されていた浦和MF小野伸二が選出。その一方で日本サッカー界の象徴的な存在だった“カズ”ことFW三浦知良の落選が大きな波紋を呼んだ。

 続く2002年日韓大会ではトルシエ監督がチームの“まとめ役”として、しばらく代表に招集されていなかった鹿島DF秋田豊を選出。ここでは“天才レフティー”横浜MF中村俊輔がメンバー入りを逃すことになった。

 3度目のW杯となった2006年ドイツ大会は予選での出場がなかった千葉FW巻誠一郎がメンバー入り。ジーコ監督が記者会見で23番目に「マキ」と名前を読み上げられると、報道陣から「おぉ!!」とどよめきが起こるほどのサプライズ選出となった。

 2010年南アフリカ大会ではメンバー発表当時、所属する磐田で出場機会を失っていたGK川口能活が選出。岡田監督からW杯に過去3大会出場していた経験を買われ、最年長34歳でメンバー入り。自宅のテレビで会見を見ていた川口本人も「正直驚いている。テレビを見たとき、名前があるとは思わなかった。99.9%無理だと思っていた」とコメントするほどだった。

 2014年ブラジル大会は川崎FのFW大久保嘉人が土壇場でメンバー入り。ザッケローニ監督の構想から外れ2012年2月のアイスランド戦以来招集されていなかったが、2013年にリーグ戦自己最多26得点を記録し得点王に輝くなどした活躍が評価されW杯本大会直前で代表復帰。当時大久保は「選ばれないのが当然で、選ばれたら本当にサプライズだと思っていた」と2大会連続のW杯メンバー入りを驚いていた。

 前回の2018年ロシア大会は大きなサプライズ選出なしとなったが、大会直前で西野朗氏に監督交代した影響もあり、ベティスのMF乾貴士が滑り込みでメンバー入り。乾は1次リーグ第2戦のセネガル戦、決勝トーナメント1回戦のベルギー戦でゴールを決めるなど2得点と大活躍。FIFA公式サイトでロシア大会の「サプライズスター」5人のうちの1人に選出された。

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