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下克上だ!甲府、J1に3連勝で4強 延長戦で鳥海が決勝ゴール「絶対に自分が決めてやると」

[ 2022年9月8日 04:50 ]

天皇杯準々決勝   甲府2―1福岡 ( 2022年9月7日    ベススタ )

<福岡・甲府>延長前半7分、決勝ゴールを決めた、甲府・鳥海(18)(撮影・中村 達也)
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 準々決勝の4試合が行われ、J2甲府が延長の末に福岡を2―1で破り、初の準決勝進出を果たした。今大会J2勢で唯一の4強入り。広島はC大阪に2―1で逆転勝ちして7大会ぶりベスト4進出。鹿島は神戸を1―0で下し、J2東京Vは京都に1―2で敗れた。京都―広島、甲府―鹿島の準決勝は10月5日、決勝は同16日に行われる。

 最後まで攻撃の手を緩めなかったJ2甲府が、クラブの歴史を塗り替えた。J2のチームで唯一勝ち残る決勝ゴールを挙げた途中出場の鳥海は「絶対に自分が試合を決めてやるという気持ちだった」と胸を張った。

 立ち上がりから激しいプレスをかけ、前半16分に先制したが、同27分に同点ゴールを許す。その後も優位に進めながら好機を逃した。だが流れは渡さないのが、3回戦からJ1の札幌、鳥栖を倒した底力と執念。延長前半、鳥海が抜け出すと、相手DFと競り合いながらも左足で流し込んだ。J2では13位にとどまっているが、一発勝負で力を発揮。吉田監督は「(相手の)圧力はあったが選手は逃げずにトライしてくれた」と満足そうだった。

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2022年9月8日のニュース