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京都、11大会ぶり4強!!2発デビューのパウリーニョ「チームを助けることができた」

[ 2022年9月8日 06:00 ]

天皇杯準々決勝   京都2―1東京V ( 2022年9月7日    味スタ )

<京都・東京V>前半、京都・パウリーニョ(右)はゴールを決め喜ぶ(撮影・小海途 良幹)
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 各地で準々決勝4試合が行われ、京都は2011年シーズン以来11大会ぶりの4強入りを決めた。J2の東京Vを相手にFWパウリーニョ(24)の2得点で逃げ切った。C大阪に逆転勝ちした広島は7大会ぶりの4強入りとなった。甲府は延長の末に福岡を2―1で破り、初の準決勝進出。今大会J2勢で唯一の4強入りを果たした。京都―広島、甲府―鹿島の準決勝は10月5日、決勝は同16日に行われる。

 京都が準優勝した11年度大会以来11年ぶりの4強入りを決めた。進撃の立役者は今夏加入し、この試合がデビュー戦だったパウリーニョだ。圧巻の2得点と奮起したブラジル人FWは胸を張った。

 「京都での初戦。ゴールを取れてチームを助けることができた」

 まずは前半21分だ。左サイドでボールを持つと、鋭いファーストタッチで相手DFを置き去り。さらにエリア内でもう1人をかわして右足でゴールネットを揺らした。さらに後半8分には左寄りの位置から巧みなシュートで加点した。最後は1点差に迫られただけに、チョウ貴裁(チョウキジェ)監督は「助けてくれた。素直にうれしい」と喜んだ。

 ウクライナ1部メタリストに所属していた今年2月。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。合宿地のトルコからブラジルに避難。その後はウクライナとロシアのクラブに所属する外国人選手の他国クラブ移籍を一時的に認めたFIFAの特例措置でアメリカ・ミネイロ(ブラジル)でプレーした。そして特例措置が来年6月末まで延長になったことで、京都への期限付き移籍を決断した。

 「日々、より良くなっていく。チームに貢献できるようにしていきたい」。準決勝の相手は広島に決まった。熾烈(しれつ)なJ1残留争い、そして02年度大会以来2度目の天皇杯優勝へ、大きな戦力が加わった。

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2022年9月8日のニュース