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福岡 クルークス同点弾!連敗3でストップ 5連戦初戦で価値あるドロー「今後につながる」

[ 2022年8月27日 06:00 ]

明治安田生命J1第27節   福岡1-1鳥栖 ( 2022年8月26日    駅スタ )

<鳥栖・福岡>前半、同点ゴールを決め喜ぶ福岡・クルークス(撮影・岡田 丈靖)         
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 鳥栖のホームで福岡との九州ダービーがあり、1―1で引き分けた。鳥栖がMF本田風智(21)で先制。福岡もすかさずMFジョルディ・クルークス(28)のゴールで追い付き、その後は一進一退となり、お互いに勝ち点1を積み上げた。鳥栖は7位のまま。福岡は順位を一つ上げて12位。

 福岡が先制されてもすぐに追いつく執念をみせ連敗を「3」で止めた。前半17分に先制を許す苦しい展開。同23分のフアンマのゴールはVARでオフサイド判定されたが、同26分、公式戦4試合ぶりに先発したクルークスがフアンマからのパスを左足で突き刺した。ダービーを振りだしに戻す同点弾は自身今季3点目。「フアンマからいいボールが来てゴールを決められた」。

 コロナ禍での試合延期分や天皇杯準々決勝も含む大事な5連戦の初戦。追いついてのドロー決着に長谷部茂利監督は「失点してその後、すぐよく追いついた。最後まで選手がよく走ってくれた。攻守にわたって強度高くやってくれたので最低限の勝ち点1が取れた」と及第点を与えた。クルークスも「失点は反省だが追いついたファイティングスピリッツは今後につながる」と前向きに捉えた。

 コロナ禍で苦しんだチームも徐々に選手が復帰。クルークスも公式戦4試合ぶりの先発出場を果たし「チームは見えない敵と戦っている状況だったが、練習強度も選手の状態も上がっている」と話した。チームのコンディションは100%ではない中で、追いついてつかんだこの日の勝ち点1を弾みに次戦、31日のG大阪戦に臨む。クルークスは「自分たちはホームで強さを発揮できる。これから盛り返していきたい」。真価が問われる勝負の連戦に腕ぶした。(村田 有子)

 《鳥栖・川井監督は不満顔「勝ち以外望んでなかった」》九州ダービーは今回もドロー決着で今季初の2連勝も逃した。川井健太監督は6戦負けなしにも、「この1試合はリーグ戦と切り離してカップ戦決勝の意気込みで臨んだので、勝ち以外望んでなかった。ホームで引き分けは非常に残念」と唇をかんだ。昨年からリーグ戦3戦連続で得点を奪えなかった福岡から前半17分に先制点を奪った本田は「いい動き出しだった」と振り返ったが「先制した中で追いつかれて悔しさはある」と悔しさを口にした。

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2022年8月27日のニュース