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C大阪、2発快勝で4位浮上 攻守で躍動のヨニッチ「天狗にならなければ、必然的に順位は上がる」

[ 2022年7月31日 06:00 ]

明治安田生命J1第23節   C大阪2―0福岡 ( 2022年7月30日    ヨドコウ )

<C大阪・福岡>前半、マテイヨニッチ(右から2人目)の先制ゴールを喜ぶC大阪イレブン
Photo By 共同

 8試合が行われた。C大阪はDFマテイ・ヨニッチ(31)の先制弾などで福岡に2―0で快勝し、4位に浮上した。2強の直接対決は首位の横浜が2位の鹿島を2―0で下し、勝ち点48として差を8に広げた。

 C大阪が福岡に付け入る隙を与えず、2連勝でリーグ6戦負けなし(3勝3分け)と好調だ。立役者は攻守で躍動したマテイ・ヨニッチ。J1最少失点の堅守を誇り、4月の敵地決戦でもスコアレスドローに抑えられた相手に、前半5分、いきなり打点の高い先制ヘッドを見舞った。うれしい今季リーグ戦初ゴール。「グレートゲーム。試合前から調子が良かった。100%に近い状態だ」と誇らしげに振り返った。

 守っても5月29日湘南戦以来、リーグ7試合ぶりの無失点でピシャリと締めた。だから、守備の要は終了のホイッスルとともに歓喜を爆発させ「自信になる」と笑顔。小菊監督も満足げで「今日の無失点は彼の努力の成果」と称えた。

 指揮官はこの福岡戦を皮切りに、川崎Fとのルヴァン杯準々決勝2試合を含めた連戦を「タイトルを獲りにいく5連戦」と位置づける。そして8月6日神戸戦、同13日FC東京戦と続くリーグ3連戦終了時点での「3位以内」を厳命。2位・鹿島まで勝ち点差2に迫り、次節の結果次第では一気に2位まで浮上できる。

 3位以内に入れば、クラブの目標でもある来年のアジア・チャンピオンズリーグ出場権を得る。ヨニッチは「天狗(てんぐ)にならなければ、必然的に順位は上がる」と胸を張った。C大阪の真夏の進撃は止まりそうにない。(八木 勇磨)

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2022年7月31日のニュース