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福岡 九州ダービー制して10年以来の8強 先制弾の渡「足を振り抜くだけだった」

[ 2022年7月14日 06:00 ]

天皇杯4回戦   福岡2―0長崎 ( 2022年7月13日    トラスタ )

先制ゴールを決めた福岡FW渡(左)
Photo By スポニチ

 福岡が長崎を2―0で下し、1995年、2010年以来、3度目のベスト8進出を決めた。前半11分にFW渡大生(29)のゴールで先制し、後半34分にFWフアンマ・デルガド(31)が追加点を挙げ、快勝した。

 2発完封の快勝で3度目の天皇杯ベスト8進出。J2長崎との九州ダービーを制した長谷部茂利監督は「もっと余裕を持って勝ちたいのはやまやまだが、いい結果を出せた」と話した。

 FW渡の先制ゴールは、前半11分に鮮やかなワンツーから生まれた。渡からのパスを受けた北島が中央へと折り返し、渡が倒れながら右足で合わせて「いい形だった。足を振り抜くだけだった」と喜んだ。スコア上は完勝だったが、「数字ほどの力の差はない。うちも必死だし、その必死さが勝った」と振り返った。

 相手の攻撃に苦しみ危ない場面もあったがJ1最少失点の堅守で冷静に対処した。耐える展開の中、後半38分に古巣との対戦となったFWフアンマ・デルガドが追加点。「苦しい時間帯に得点までつなげられて良かった。勝利に貢献できてうれしい」と胸を張った。

 ジョン・マリの加入で前線の競争は激化しているが、この日はFWの2人が結果を出した。渡は「誰も手を抜いてないし、雰囲気もいい。数字と結果を残していくのみ」と競争を勝ち抜いていくと誓った。

 チームは公式戦3連勝と上昇気流に乗ってきた。クラブ史を塗り替える目標のベスト4へ突き進む。(村田 有子)

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2022年7月14日のニュース