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川崎F・チャナティップ実戦復帰へ意欲 18日の古巣戦へ「勝利のために戦いたい。それが恩返し」

[ 2022年6月16日 19:39 ]

14日の練習でフルメニューをこなしたチャナティップ(左端)と大島(左から3人目)
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 川崎Fのタイ代表MFチャナティップ(28)が16日、オンライン取材に応じた。4月30日のACL1次リーグ広州FC(中国)戦で右ヒラメ筋を肉離れしたが、既に完全合流済み。予定されていた6~8週間の全治よりも早く復帰でき、MRI(磁気共鳴画像法)の結果も完治を示しているという。「ケガしたことを忘れるくらいのコンディションには戻っている。(離脱中の)悲しさはすごかった。復帰できた喜びが大きい。(練習で)何をしても楽しい」と状態の良さを明かしてトレードマークの笑みを浮かべた。

 18日の対戦相手は、古巣の札幌だ。実戦復帰に前向きな姿勢を見せ「札幌と対戦できることはうれしい。その一言。元のチームメート、コーチングスタッフ、サポーターもそうですし、札幌で5年間生活してきたので、温かさも知っているし、彼らの僕に対しての愛情も感じていた」と古巣への感謝を語った。その上で「今は川崎Fの一員なので、自分の成長した姿を見せていきたい。札幌戦も川崎Fの勝利のために戦っていきたい。それが札幌への恩返しになる。僕の持っている力を全て見せていきたい」と力を込めた。

 札幌には、タイ代表MFスパチョーク・サラチャート(24)が加入した。来日前に生活環境などについて相談に乗っていたといい、「僕も自分のことのようにうれしく思っています」と歓迎。「Jリーグはアジアの中でもトップリーグ。来たから成功ではなく、ここからがスタート。練習の中で何があってもくじけずに頑張ってほしい。試合に出るためにもまずは自分のいいところ、一生懸命やっているところを見せていかないといけない。まずはメンタルのところを鍛えないといけない。我慢強く毎日、誰よりも頑張って、自分の真剣さやどん欲さを見せていかないと通用しないと思う。そこはめげずに頑張ってほしい」と“先輩”として、エールを送った。

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2022年6月16日のニュース