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Jリーグ 6月に声出し応援実証実験へ 公式戦2試合程度で飛沫などリスク調査

[ 2022年5月13日 05:30 ]

盛り上がる浦和サポーター
Photo By スポニチ

 Jリーグが、新型コロナウイルス感染拡大対策で禁止している声を出しての応援の再開に向け、6月の公式戦で実証実験を検討していることが12日、複数の関係者の話で分かった。スタジアムでの応援スタイルの制限緩和に向けて科学的根拠を集める。6月前半に2試合程度の実施を想定。候補となる試合の開催自治体と最終調整している。

 声を出して応援できる区画を設け、産業技術総合研究所の協力を仰いで飛沫(ひまつ)や二酸化炭素(CO2)濃度などを測定してリスクを調べる。区画内は前後左右を1つずつ空けて席を配置する。

 4~5月に東南アジアで行われたACL1次リーグでは声援が認められ、Jリーグはリスク調査のためにスタッフを派遣。野々村芳和チェアマンは「どこかのクラブでトライを始めて、事例を作っていく作業を積み重ねながら、段階的に進んでいくのが現実的。クラブとは話をしている」と一部のクラブで先行して制限を緩和する方針を示していた。

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2022年5月13日のニュース