×

川崎F 車屋が後半ATに執念の同点ゴール 因縁の蔚山にドローで発進

[ 2022年4月15日 21:20 ]

ACL東地区I組   川崎F1―1蔚山 ( 2022年4月15日 )

川崎F・車屋(左)と谷口(右から2人目)
Photo By スポニチ

 ACLの東地区が15日に開幕し、I組の川崎Fは蔚山(韓国)に1―1で引き分けた。前回大会の決勝トーナメント1回戦で敗れた相手とのリベンジマッチ。前半21分に失点も、後半アディショナルタイムに復帰戦となったDF車屋紳太郎(30)の得点で追いついた。

 土壇場で勝ち点1をもぎ取った。左CKをMF脇坂泰斗(26)が蹴り、相手GKがファンブル。後半24分から出場した車屋はすかさず左足ボレーで仕留めた。2月18日のJ1開幕・FC東京戦で右肩関節を脱臼。復帰戦での大仕事だった。

 前半21分、ロングボールからあっさり失点した。得点者は元浦和のレオナルド。DF谷口彰悟(30)と競り合いながら収めた際にボールが左腕に当たったようにも見えたが、1次リーグはVAR判定がなく“疑惑”のゴールとなった。

 4―2―3―1から4―3―3に変更した後半は攻勢に転じて決定機を作るも、決めきれない。「89分集中していても一個のロングボールや一発のクロスでゲームが変わってしまうのがこの大会」。試合前から鬼木達監督(47)が怖さを指摘していた通りになる寸前で、車屋がネットを揺らした。

 指揮官は「どんなときも隙を見せず、なおかつ隙を突けるかどうか。研ぎ澄ませてやらなきゃいけない」とも話していた。GKのミスから奪った同点ゴールは、最後まで隙を狙った結果、生まれたもの。執念が実った。

続きを表示

2022年4月15日のニュース