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UEFA会長 ウクライナ支援に動いた!2大クラブのブラジル選手全員が首都脱出 DFマルロンは感謝感激

[ 2022年2月27日 17:14 ]

UEFAのチェフェリン会長(AP)
Photo By AP

 ブラジル紙グローボ(電子版)が27日、ロシアからの侵攻を受けてブラジル政府に支援を求めていたウクライナの2大サッカー・クラブ「シャフタール・ドネツク」と「ディナモ・キエフ」に所属するブラジル選手とその家族全員が首都キエフを無事に脱出したと報道。そこには欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長(54)のサポートもあったと報告した。

 同紙によれば両クラブのブラジル人選手たちはブラジル大使館、ウクライナサッカー協会、UEFAの協力を得てホテルから電車で西部のチェルノフツィまで移動。チェルノフツィはルーマニアやモルドバの国境に近い都市のため、激しい攻撃を受けている中部のキエフより格段に“安全”だという。

 ドネツク所属のDFマルロンは27日までにインスタグラムを更新。「キエフのホテルにいた私たちは全員、何とかそこから脱出することができました。ブラジル大使館がこの電車の用意してくれました。駅までの警備をしてくれたのは、UEFAとウクライナサッカー連盟でした。皆さん、本当にありがとうございました。感謝の言葉もありません」と無事を報告。ブラジル大使館、ウクライナサッカー協会、UEFAには感謝しきりだった。

 また、グローボ紙はUEFAのチェフェリン会長がドネツク所属のFWジュニオール・モラエスに直接電話を掛け状況を把握し“脱出”を支援したと報道。選手や家族の警護だけでなく、東部ドネツクにいた選手たちに車を手配し、ブラジル大使館のあるキエフへの移動を手助けしたと伝えた。

 UEFAは25日の臨時理事会で「被害を受けているウクライナのサッカー選手や家族を救済できるよう全面的に支援する」との声明文を発表していた。その言葉通り迅速な対応で選手や家族たちの避難に協力。2クラブ以外にもまだ残されている選手たちの支援にも動き出しているもようだ。

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