鈴鹿・カズが長崎戦に来場　横浜FCサポーターにあいさつ「J1昇格に向けて目標を達成してください」

＜横浜FC・長崎＞試合前、花束を手にサポーターにあいさつする三浦知良（撮影・木村　揚輔）
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　JFL鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍中のFW三浦知良が、J2横浜FCの27日のホーム長崎戦に来場した。三重県鈴鹿市で行われた前日の55歳の誕生会では、大好きな映画「男はつらいよ」から主人公の「車寅次郎」を完全コピーして登場していたカズは、この日は真っ白のコートにチームカラーの水色のネクタイを巻いて登場した。

　キックオフ前のピッチでサポーターにあいさつ。「移籍が決まってから直接皆さんにごあいさつをする時がなかったので、こういう機会を設けてもらって感謝しています。横浜FCのサポーターの皆さんの前でこうやってしゃべることを幸せに思いますし、誇りに思います。ありがとうございます」と感謝。「J3昇格に全力を尽くしていきたいと思いますので、横浜FCもJ1昇格に向けてみんなの力で目標を達成してください。僕もそれを願っています。頑張ってください」と爽やかな笑顔を浮かべた。花束を渡されてピッチを後にした後は、試合を観戦。0―0の前半26分にMF斎藤功佑（24）が左足で強烈な2試合連続ゴールを突き刺すと、手を叩いて祝福した。

　今冬、代名詞の背番号「11」にちなみ1月11日に期限付き移籍を発表。シーズンオフの時期だったため、横浜FCのファンに直接報告する機会を設けられていなかった。17年間在籍したクラブへの、つかの間の帰還となった。