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横浜・前田が決勝弾 首位・川崎Fとの勝ち点差9に 大逆転へあきらめない

[ 2021年10月1日 21:29 ]

明治安田生命J1リーグ第31節第1日   横浜1─0湘南 ( 2021年10月1日    レモンS )

<横浜・湘南>後半、横浜・前田(右)がゴールを決め、勢い余った湘南・石川広と交錯する(撮影・西海健太郎)
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 明治安田生命J1リーグは1試合が行われ、2位の横浜は湘南に1―0競り勝ち、3試合ぶりに白星を挙げた。後半20分に投入されたFW仲川輝人(29)のアシストから、同21分に得点ランク首位のFW前田大然(23)が今季17点目となる決勝点をマーク。首位の川崎Fとの勝ち点差は、残り7試合で9に縮まった。

 選手交代が見事に当たった。立ち上がりから劣勢でビルドアップに苦戦。後半20分、マスカット監督は一気に前線の3人を入れ替え、仲川、FW杉本健勇(28)、FWマルコス・ジュニオール(28)を投入した。そのわずか1分後、仲川が快足を飛ばして右サイドの深い位置まで侵入。中へ折り返し、滑り込んだ前田が左足で値千金の決勝点を押し込んだ。

 「中にボールが来ると信じて走ったらボールが来たので、決められて良かった。相手とうまく駆け引きできていると思うので、それがたまたまできて良かった」と前田。5試合ぶりの先制で形勢を逆転すると、“快足ペア”は同30分にも湘南GK谷晃生(20)へのプレスから2人でビッグチャンスを作った。

 川崎Fとの勝ち点差は9。前田は「ずっとマリノスらしいサッカーができていなくて、きょうもできていたか分からないですけど、こういう難しい試合を勝ち切ることが大事だと思うので、勝てて良かった」と振り返った。残り7試合での大逆転へ、19年王者が苦しみながらも一歩前進した。

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