×

鹿島新スタジアム構想を発表 2026年をメドに候補地、デザイン方針を固める

[ 2021年10月1日 16:57 ]

カシマスタジアム
Photo By スポニチ

 J1鹿島はクラブ創設30周年を迎えた1日、20年後を見据えた「ビジョンKA41」に関するアップデートおよび事業構想発表会見をオンラインで行い、新スタジアム構想を発表した。会見に出席した小泉文明代表取締役社長は「スタジアムも老朽化が進んでおり、3・11の影響も含めてメンテナンスコストもかかっている。詳細は検討している段階だが、今後スタジアムを新しく作っていくことを10年の1つのポイントにしていきたい」と、将来像を語った。

 Jリーグが開幕した93年に完成したカシマスタジアム。クラブのJリーグ加盟に大きく関わった歴史あるスタジアムも、近年は11年の東日本大震災などの影響で老朽化が進んでいた。小泉社長は「アントラーズの歴史において極めて重要なスタジアムなので、このスタジアムをレガシーとして残していく必要がある」と、話した上で「安全性を含めて様々な観点でこのまま、というのは少し難しい状況になってきたのは事実」と、スタジアムの新設を決断した。

 新スタジアムの場所やデザインは未定で、2026年をめどに方針を決める。新スタジアムの周辺にクラブハウスも新設する予定で、現在のクラブハウスはアカデミーの拠点となる予定だという。また、スタジアムの周辺開発も目標に「スタジアムについて完成はない。常に進化するプラットホームにしたい。イベントや様々な機能を有して、町の中で利活用。365日利用される施設を作っていきたい」と、新たな町のシンボルとなる施設を目指していく。

続きを表示

2021年10月1日のニュース