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三菱重工浦和 楠瀬監督“さいたまダービー”に向け「チームも良い雰囲気に」

[ 2021年9月29日 14:43 ]

 サッカー女子プロリーグ「WEリーグ」の三菱重工浦和は10月2日、敵地で大宮と激突する。女子リーグでは初となる“さいたまダービー”を前に、29日にオンラインで取材対応した楠瀬直木監督(57)は「いよいよダービーマッチということで、大宮さんはかなりお客さんを集めているそうなので、選手も楽しみにしています。そのモチベーションでかなりチームも良い雰囲気になっている」と記念すべき一戦を待ち望んだ。

 指揮官は大宮を「非常にまとまりがあって堅守速攻なチーム」と分析。浦和の攻撃陣には、昨季得点女王&MVPの日本代表FW菅沢優衣香(30)、東京五輪代表MF塩越柚歩(23)ら役者がそろうだけに、ボールを保持する時間が長くなると予想されるが「落ち着いて相手がどういう状況なのかを見極めてサッカーをしていきたい。簡単なことではないが、皆で(相手の守備を)こじ開けられる工夫をするかどうかが大事」と焦れない姿勢を強調した。

 選手の勝負強さを信じている。リーグ開幕戦など緊張感が高まる場面で「なんかフワフワしているな」と、指揮官は気の緩みを心配したが、キックオフの笛が鳴るとイレブンは一変した。集中力高く、良いサッカーができている手応えをつかみ、「だから開幕戦とかダービーとか、そういう名前が付いている方がうちとしてはありがたいのかな」。大一番にも怯まずダービーマッチを制し、開幕3連勝を狙う。

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2021年9月29日のニュース