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森保JAPANにピクシーの“アシスト” 9・2激突オマーンに脅威不在 セルビア合宿の詳細情報ゲット

[ 2021年8月31日 05:30 ]

日本代表合宿 ( 2021年8月30日    大阪 )

厳しい表情で練習を見つめる森保監督(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 日本代表が9月2日のW杯アジア最終予選初戦で対戦するオマーンに関し、貴重な情報を得ていたことが30日までに分かった。オマーンは日本戦へ向け約1カ月間のセルビア合宿を行ったもようで、名古屋でプレーし、監督も務めるなど日本にゆかりの深い同国代表のドラガン・ストイコビッチ監督(56)の存在もありセルビア協会から詳細なデータがもたらされたという。チームはこの日、オマーン戦(吹田)、第2戦中国戦(同7日、ドーハ)に向けて大阪府内で合宿をスタートさせた。

 思わぬ援護射撃だ。森保監督は26日の会見でオマーンに関し「情報入手は難しい」と吐露していたが、実は意外な形で情報を得ていた。日本協会関係者によれば、オマーンは約1カ月のセルビア合宿を経て日本入り。セルビアは同国代表を率いるストイコビッチ監督の母国で、6月11日には親善マッチで日本代表も対戦。そんな縁もあり、セルビア協会からは貴重なデータがもたらされたという。

 オマーンは2次予選をグループ2位で突破。FIFAランクは日本の24位に対して79位と格下だ。かつてプレミアリーグで活躍したGKハブシといったスター選手もおらず、現代表は国内組が中心で、過去の対戦でも日本は9勝3分けと負けていない。セルビア協会からも「日本代表の力を出せば大丈夫だ」と伝えられたという。

 それでもイバンコビッチ監督は98年W杯でクロアチア代表コーチ、05年にはイラン代表監督としてW杯最終予選で日本を倒した経歴を持つなど、決して侮れない相手。必勝を期すためにもその中で詳細なデータが入手できたのはプラス材料だ。

 98年W杯の最終予選以後、初戦を落とし、W杯切符を得たのは前回の日本だけ。絶対に負けられない重圧のかかる一戦へ、森保ジャパンは情報戦も制し、7大会連続のW杯出場へ最高のスタートを切る。

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