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川崎F、4戦ぶり白星!小林悠が1得点1アシスト「絶対に勝つところ見せたかった」

[ 2021年8月28日 18:43 ]

<札幌・川崎F>前半34分、先制ゴールを決めた川崎F・小林(右)=撮影・高橋茂夫
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 首位の川崎Fは28日に敵地で札幌を2―0で下し、4戦ぶりの白星を挙げた。ケガなどもあり、リーグ戦では6月2日の横浜FC戦以来、約2カ月半ぶりの先発となったFW小林悠(33)が、6年連続2桁となる前半34分の先制弾を含む1得点1アシストの活躍。苦境に立たされていたチームを救った。

 2位横浜に勝ち点差1にまで詰め寄られ、首位陥落の可能性もあった中、チームを勝利へと導いた33歳のベテランストライカーは「絶対に勝つところ見せたかったですし、フロンターレが本当に死んでいないというところを見せたかった」と振り返った。

 鬼木監督が「新しいフロンターレでリスタートという形で出発しよう!また歴史を作ろう!」と送り出した一戦。ベテランの奮起に触発されたかのように、若い力も躍動した。24年パリ五輪世代のFW宮城天(20)が小林の先制弾をアシストすれば、前半39分にはFW遠野大弥(22)が今季6ゴール目をマーク。守備陣も主将の谷口彰悟(30)をケガで欠いた中、日本代表DF山根視来(27)らが中心となって相手の攻撃をゼロに抑えた。

 「周りが初めて負けたことで、すごく“フロンターレ大丈夫か”みたいな感じになってましたけど、自分としてはもっと苦しい時代を経験してきている。正直、1回負けることは普通だと思っていたし、今までが上手く行きすぎたところもある。そこを気にしすぎずに、苦しい時代を知っている自分やノボリ(登里)が声を掛け合いながら、今日の勝ちにつながった」と小林。ベテランと若手の力がかみ合った川崎Fが、連覇へ負けられない一戦で底力を見せつけた。 

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2021年8月28日のニュース