名古屋・柿谷　開幕戦は「ゴールという形でチーム助けたい」　新天地での初陣はスタメン出場濃厚

新天地の名古屋での開幕戦へ気合が入る柿谷（C）N.G.E.
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　J1リーグは、26日に川崎F―横浜のカードで開幕する。24日は開幕直前オンライン記者会見が行われ、各クラブの注目選手が出席。名古屋は元日本代表FW柿谷曜一朗（31）が開幕ゴールへ意気込んだ。慣れ親しんだC大阪を離れ、新天地での挑戦を決意した今季。昨季リーグ戦1得点と不本意な成績に終わった天才肌の男が開幕・福岡戦（28日・ベススタ）で復活を印象付ける。

　気持ちの高ぶりを抑えきれない。昨季所属したC大阪ではリーグ戦1得点と不完全燃焼に終わった柿谷。チームの2年ぶり開幕戦勝利に向け、「個人としてはゴールという形でチームを助けたい」と力強くゴール奪取を宣言した。

　プロ16年目。過去、開幕ゴールはJ2徳島時代に2回（10、11年）、C大阪時代に2回（13、18年）記録している。「移籍してきて早くチームになじもうとしている中、名古屋はマッシモ監督になってからスタイルが確立されている。そこについていけるようにキャンプでもトレーニングを積んできた」と口にするように、沖縄キャンプでは主に1トップで出場し、練習試合で3ゴールを挙げた。リーグ開幕の福岡戦でもスタメン出場が濃厚で、得点への期待は高まるばかりだ。

　「オレはサッカーがしたいだけなんです。全日程が終わった時に名古屋ファミリーの皆さんに“来てくれて良かった”と思ってもらえるといい」

　純粋にサッカーを楽しむために幼少期から愛着のあるクラブを離れる決断を下した。それが正しかったかどうかは自身の足でしか証明できない。名古屋の柿谷曜一朗として、華々しいデビューを飾るつもりだ。