川崎F　FW宮城、アカデミーの先輩たちに刺激…2年目の飛躍誓う「試合に出て活躍したい」

　川崎FのFW宮城天（19）が、プロ2年目でのさらなる飛躍を誓った。宮城は川崎Fアカデミー出身で、1年目の昨季はそのままJ3富山に期限付きで移籍。20試合に出場し3得点をマークした。11日にオンラインで対応した19歳は「行く前から1年で戻ってくるとやっていた」と振り返ったとおり、見事に成長を遂げ今季から復帰を果たした。

　富山では「プロとユース世代の差を感じた」ようで、トレーナーにメニューを組んでもらい本格的な筋トレにも着手。その成果もあり今では体重も3～4キロほど増え、一回りも二回りもたくましくなって帰ってきた。

　川崎Fアカデミーはここ数年、海外移籍した1期生のMF板倉（フローニンゲン）、MF三好（アントワープ）を始め、MF田中、そして昨季新人最多タイの13得点をマークしベストイレブンにも選出されたMF三笘らを次々に輩出。宮城も「先輩たちがみな活躍しているので、自分も続きたい気持ちはあります」と大きな刺激を受けているという。

　チームは現在、沖縄で合宿中。すでにJ2水戸、J2北九州との練習試合を消化し、宮城も両試合とも出場を果たした。北九州戦ではゴールも奪い「監督から求められるものも少しずつ出せるようになってきている」と手応えも感じているようで、プロ2年目の今季へ「試合に出て活躍したい気持ちはある」と意気込みを語った。

　11日は悪天候に見舞われ、チームは午前中のみ練習。GKを除くフィールドプレーヤーは室内でトレーニングを行った。