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「逆転の発想」で攻撃強化 名古屋MF稲垣は沖縄Cで守備向上を課題に「得点数を増やすために」

[ 2021年2月11日 14:09 ]

名古屋の稲垣祥
Photo By 共同

 沖縄キャンプ中の名古屋MF稲垣祥(29)が11日、攻撃力アップのために守備改善を強調した。オンライン取材に応じ「守備を改善して失点数を減らすというよりは、得点数を増やすために守備を改善できないかと捉えている」と口にした。

 昨年はJ1最少の28失点だった一方で、総得点は同12位の45得点だった。沖縄キャンプでは前線からの守備に磨きを掛けているが、それは「後ろ(守備陣)がリスクを負ってくれてでもラインを上げて、(前線での)プレスが成功すれば得点になる確率は増える。後ろで守ると狙うべき得点の確率も減ると思う」から。得点力を上げるために守備の精度を高めているという。

 もちろん、プレス一辺倒ではない。相手の戦術次第ではハマらないことも想定済みだ。だからこそ「そこだけにこだわらない強さを出していかないといけない」と戦況に応じた柔軟な戦い方も身に付けようとしている。また新戦力との融合も「皆がチームのやり方を覚えようという意欲は強い。だから吸収も早いし、フィット感の早さにもつながっている」と自信を見せた。

 当初予定されていた練習試合が中止。沖縄キャンプ総仕上げとなる1戦の相手が変更されるイレギュラーは発生したものの、リーグ開幕までにできる限りの積み上げを図る。

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2021年2月11日のニュース