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福島・尚志FW阿部&DF渡辺、新天地へ抱負「アピール第一に」「反骨心を持って」

[ 2021年1月30日 05:30 ]

尚志3年のFW阿部(左)とDF渡辺
Photo By スポニチ

 福島県の強豪・尚志サッカー部のU―18日本代表候補コンビ、FW阿部要門(かなと)とDF渡辺光陽(ともに3年)が高校生活を振り返り、新天地での抱負を語った。J2山形に入団する阿部は、“雑草魂”でプロの世界をはい上がっていく。渡辺は4年後のJリーグ入りを目指し、関東大学リーグ1部・法大では「反骨心」を持って戦うことを誓った。

 Jリーガーへの道を切り開いても、阿部にとっては悔いの残る3年間だった。

 「3年生で選手権に行けなかったことが一番悔しい。終業式でも表彰で毎回呼ばれているサッカー部の名前が呼ばれなかった。国体メンバーに選ばれなかったり、悔しい思いを乗り越えて成長した。それが自分のスタイル。悔しさをバネに成長したい」

 2年生の時にインターハイで3得点を挙げて4強進出に貢献。昨年度の全国選手権では背番「9」を背負い、途中出場した。恵まれた体格からパワーやスピードが光る阿部だが、課題もあった。

 「理解力が足りない。こっちを選べば、無駄に走らなくても良いなどの判断が弱い。プロでは短所をなくして下手な選手から普通の選手になりたい」

 先輩のJ1鹿島のFW染野唯月(19)の存在も大きい。

 「技術が飛び抜けているし、理解度も高い。最初はヘディングが下手だったけど、唯月君を見て成長できた。タイプは違うけど一緒に活躍したい」

 現在はJ2山形のキャンプに参加している。Jデビューを目指し、阿部は自分を主張していく。

 「アピールすることを第一に考える。1年目は関われる時間は短いと思う。短所を減らして自分の特長を出していきたい」

 福島市出身で、地元への思いも強い。

 「小学校時代は田んぼでやっていたほど、福島でサッカーが根付いていない。自分がプロで頑張ることで環境が悪くて困っている子供たちの手助けになればと感じています」
 
 郡山市出身の渡辺にとって尚志は憧れのチームだったが、1年生からセンターバックで選手権県予選に出場。2年生ではボランチとして全国選手権のピッチに立ったが、昨年の選手権県予選で敗退し、気持ちは固まった。

 「小さい頃から尚志を見てきた。そこで負けて、1週間くらい気持ちの切り替えができなかった。大学では日本一を獲り、プロに行きます」

 ビルドアップとフィードの精度が高く、危機察知能力もある。先月にU―18日本代表候補に初参加した。

 「パス回しとかミスはなかったし、守備力は通じたので自信になった。一方で、プレスやパスのスピードは格段に違った。練習するごとに慣れてきたので自信になった」

 J1神戸内定の櫻井辰徳(前橋育英3年)や、鹿島ユースからトップチームに昇格する舩橋佑らとボランチを務めた。技術以外も、吸収した。

 「サッカーが楽しそうだった。うまくなるためには楽しむことは大事だと思った。3人で話して、自分が考えていないことを考えている。しかも、2人の会話が一致していた。もっと考えてプレーしないといけない」

 進学する法大では、ボランチとしてプレーする見込みだ。渡辺は攻守において顔を出していく。

 「周りを見て、決定的な縦パスだったりを出したい。反骨心を持ってチームを勝たせられる選手になる」

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