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Jリーグ新規外国人選手、入国できない!J1昇格の徳島は開幕戦、監督不在危機

[ 2021年1月15日 05:31 ]

鹿島に移籍のカイキ
Photo By ゲッティ=共同

 Jリーグの新規外国人監督、選手らの入国停止が各クラブに通達されたことが14日、分かった。複数関係者によればこの日、スポーツ庁からJリーグを通じて各クラブへ、全ての国・地域から外国人の新規入国停止、プロ選手も例外は認められないことなどが伝えられた。新外国人は来日すら果たせず「開幕ピンチ」となった。

 コロナ禍は再拡大が止まらず、世界では感染力が強いとされる変異ウイルスも確認された。政府は14日から2月7日の緊急事態宣言の解除までビジネス関係者も含む外国人の往来を停止。昨季も在籍した監督、選手ら在留資格のある外国人再入国などの特例は継続されるが、新規の監督、助っ人の入国は不透明となった。

 J1昇格の徳島はスペイン人のポヤトス新監督を招へいもまだ来日できず、チームの始動も監督不在のままとなる。緊急事態宣言が延長されれば2月27日の開幕戦も監督不在の危機だ。鹿島のブラジル人MFカイキ、C大阪のオーストラリア代表FWタガート、札幌のナイジェリア代表FWガブリエルら、注目助っ人勢も足止め状態となる。

 今季Jリーグは2月26日の川崎F―横浜戦(等々力)を皮切りに開幕する。緊急事態宣言が予定通り解除されても新外国人勢の来日は既にキャンプも終盤の2月7日以降。さらに自主待機措置の影響でチーム合流は遅れ、開幕戦への影響は免れそうにない。コロナ禍で迎える2年目のシーズンは開幕前から暗雲が垂れ込めてきた。

 【プロ野球などにも影響】緊急事態宣言期間は全ての国・地域からの外国人の新規入国が原則認められないことで、Jリーグに限らず、2月にキャンプインするプロ野球などにも影響を与えそうだ。また、今夏の東京五輪・パラリンピックに向けた国際大会や強化合宿に参加する外国の選手らの入国も一時停止。在留資格を持つ外国人の入国は認められるが、14日間の自主待機措置の緩和はなくなり、大会出場や練習などはできなくなる。

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