柏がホームで大分とドロー　3位浮上の可能性消滅　来季のACL出場権を逃す

明治安田生命J1第27節   柏1―1大分 （ 2020年12月9日    三協F柏 ）

＜柏・大分＞柏はホームでの勝利ならず（撮影・篠原岳夫）
Photo By スポニチ

　柏は来季のACL出場権は獲得できなかった。9日、ホームでの大分戦で1―1のドロー。後半2分にFW呉屋大翔（26）が右CKを頭で合わせて先制するも、終盤に一瞬の隙を突かれて追いつかれた。3位名古屋とは勝ち点11差となり、3試合を残して3位浮上の可能性は消滅した。

　1点を返された直後の後半40分。今季26得点で得点ランクトップを独走中のFWオルンガ（26）を投入したが、遅かった。勝ち点3を逃し、今季の3位浮上の可能性は消滅。それでも、ネルシーニョ監督（70）は「ここまで実戦を積めてなかった選手が、戦術的な役割を果たしてくれたのはポジティブ」と前を向いた。

　この日は前節から先発4人を変更。FWオルンガはベンチスタートだった。来年1月4日にはFC東京とのルヴァン杯決勝（国立競技場）が控えており、指揮官は「連戦で出続けていた選手を休ませる狙いがあった。きょうスタートした選手はこちらの要求に応えてくれた。次のゲームにつながる準備をしたい」と手応えを口にした。