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川崎F、記録ラッシュVへ!新星23歳・三笘が決める!21日大分戦

[ 2020年11月21日 05:30 ]

川崎F・三笘薫
Photo By スポニチ

 明治安田生命J1リーグは21日に各地で6試合を行い、首位の川崎Fはアウェーで大分と対戦する。勝てば無条件で2年ぶり3度目のリーグ制覇が決まる大一番。チームは史上最速Vや最多勝&最多勝ち点など数々の記録が懸かる中、個人ではMF三笘薫(23)が新人最多得点記録13まであと「1」。記録ラッシュの王座奪回で今季限りで引退する元日本代表MF中村憲剛(40)の花道を飾る。

 圧倒的な強さで首位を独走してきた川崎Fが、数々の記録を打ち立て王者を奪い返す。勝てば文句なしで2年ぶり3度目のリーグ制覇が決まるアウェー大分戦。その中で期待が大きいのが、後半戦はまさにエース級の働きを見せている大卒ルーキーの三笘だ。「どんな状況でも力むタイプじゃない」という強心臓。大一番でも相手DF陣を切り裂くドリブルに期待がかかる。

 川崎Fアカデミー出身の三笘は、トップ昇格を断り筑波大に進学。大学4年間ではスピードやステップワーク向上へ陸上部の先生に走り方の指導を受けるなど、常にプロ入りへ逆算してレベルアップに努めてきた。その努力が1年目から開花。王手をかけた18日の横浜戦では圧巻の約80メートルドリブルで小林の得点をアシスト、チームを勝利に導いた。横浜戦の先制点を含め今季ここまで12得点。渡辺千真と武藤嘉紀が持つ新人最多13得点まであと「1」と迫っており、大分戦で記録付きのV弾も期待がかかる。

 5試合を残して優勝が決まれば、10年名古屋の3試合を上回る史上最速でのVとなる。さらに勝ち点も75とし、05年以降の1シーズン制では史上最多。勝ち星も24となりいずれも新記録達成だ。今季限りでの引退を発表したバンディエラ(旗頭)の中村にもチームを優勝に導く活躍が期待される。18年間、川崎F一筋のレジェンドのためにも、大分戦で再び圧倒的な強さを示して記録ラッシュでのリーグ制覇を達成する。 

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2020年11月21日のニュース