×

近大サッカー部員5人が大麻使用「コロナで暇に…興味本位」 1日から無期限活動停止

[ 2020年10月6日 05:30 ]

サッカー部の大麻使用を公表した近大関係者。(左から)鹿田昌司・スポーツ振興センター事務長、渥美寿雄・副学長、松井清隆サッカー部監督
Photo By スポニチ

 近大は5日、サッカー部の男子部員58人のうち少なくとも5人が大麻を使用していたと発表した。既に大阪府警にも連絡し、1人が任意で事情聴取を受けた。部は1日から無期限で活動を停止し、関西学生リーグ1部の残り試合は全て出場辞退する。

 大学によると9月30日の練習後に部員がコーチに、ある部員に大麻使用の噂があると報告。それを受け、翌10月1日に実施した全体ミーティングで5人が使用を認めた。

 大学の調査によると、3年の部員はツイッターを通じて接触した売人から購入(1グラム7000~8000円)。昨年12月から今年5月にかけて5、6回使用したといい、「新型コロナウイルスで暇になり興味本位でやってしまった」と答えた。2年から4年の3人はそれぞれ、この部員宅で「誘われて」1、2回使用。別の3年の部員は昨年10月に大阪市内のクラブで知り合った人にもらって、路上で使った。

 大阪府警布施署は大麻取締法違反の疑いで使用の状況や入手経路などを調べている。記者会見した渥美寿雄副学長(60)は「学生らは逮捕には至っていないが、重大事態と重く受け止めている。調査が終了次第、学内規定にのっとり処分する」と述べた。1972年創部の同部は99年にリーグ優勝。昨年は1部で8位だった。

続きを表示

2020年10月6日のニュース