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元イラク代表、協会会長のアハメド・ラディ氏死去 56歳 新型コロナ感染で

[ 2020年6月21日 20:38 ]

 アジア・サッカー連盟(AFC)は21日、公式サイト(アラビア語版)で、元イラク代表FWとして活躍し、2003~04年に同協会会長を務めたアハメド・ラディ氏が新型コロナウイルスのため21日に死去したと発表した。56歳だった。

 1988年にアジア最優秀選手に輝いたラディ氏は、イラク代表歴代2位の62得点(121試合)を挙げたレジェンド。1986年W杯メキシコ大会に出場して同代表史上唯一の得点を記録した。また”ドーハの悲劇”と呼ばれた1994年W杯米国大会アジア最終予選最終戦で日本を相手に0―1の後半10分に同点弾を決めた。

 地元メディアによると、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示し、今月13日に入院。18日に退院するまで回復していたが、その後容態が急変したという。先月にイラクのスポーツ大臣に就任した元イラク代表DFのアドナン・ディルジャル氏(60)は「生涯の友、偉大なスター、比類なきアスリートであったイラクの息子を、大きな悲しみとともに悼む」と追悼した。

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2020年6月21日のニュース