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ロシアサッカー1部 3カ月ぶり再開も“ロストフの悲劇” 6選手感染でユースで挑み10失点大敗 

[ 2020年6月21日 05:30 ]

デビュー戦で10失点のロストフGKのポポフ(右)は試合のMVPに(AP)
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 サッカーのロシア1部が19日、約3カ月ぶりに再開した。試合直前の17日に6選手の新型コロナウイルス感染が判明した4位のロストフは、リーグのガイドラインに沿って監督、選手らトップチーム全員に2週間の隔離措置。格下の12位ソチに1―10で大敗する“惨劇”に見舞われた。

 トップ選手を失ったロストフは、平均17・2歳のユースチームで試合に臨んだ。予想に反し、MFロマノフが開始47秒に鮮やかな先制デビュー弾を決めたが、力の差は歴然。失点を重ねて大敗した。皮肉にも試合のMVPは、好セーブを連発したGKポポフ。クラブのアルツニヤンツ会長は「残念な結果だが多くの若手がデビューできた」と前向きに話した。

 だが、欧州CL出場圏の3位以内も狙える位置にいるだけに痛恨の事態だ。今季リーグ戦は残り7試合で閉幕の7月22日まで、わずか1カ月。FC東京のMF橋本への獲得オファーを出している強豪クラブの危機は、陽性者の人数次第でユースなどの選手を使うことを認めるJリーグにとっても人ごとではない。

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2020年6月21日のニュース