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九州ダービーでJ1再開へ!大分・片野坂監督「励みに」 鳥栖・金監督「1点でも多く」

[ 2020年6月9日 05:30 ]

大分の片野坂監督
Photo By スポニチ

 7月4日に再び熱戦の火ぶたが切られるJ1の再開カード案が9日、判明した。鳥栖と大分はいきなりの“九州ダービー”で再スタートを切る。複数の関係者によれば、この案を基に試合会場などの最終調整が進む見通し。新型コロナウイスルの感染対策で東西2ブロックに分け、長距離移動を避けて始まる。

 いきなり宿敵との“ダービーマッチ”だ。今季のJリーグは東西2ブロックに分かれて再開し、当面は近隣クラブ同士で戦うため、大分と鳥栖が再開初戦で激突する。大分のホームゲームが有力だが、最終的にスタジアム使用認可などで行政と調整となる。

 大分は5月19日からグループに分ける形で練習を再開し、5月30日からゲーム形式を開始。一方の鳥栖は5月15日から全体練習を再開。他クラブより一足先に全体でのトレーニングに踏み切った。

 今シーズンのJ1は「降格なし」。だが、大分の片野坂知宏監督は「目標として掲げた“6位以内”は変わらず目指す」。鳥栖の金明輝(キム・ミョンヒ)監督も「優勝や上位を目指して戦うことに変わりはない」と両指揮官とも上位進出への強い意思にブレはない。

 攻撃的な試合も期待される。片野坂監督は「大味なゲームはやりたくないし、見ている方の励みになるようなトリニータらしいサッカーをたくさん見せて勝つ」。

 金監督は「チームから得点王が出るくらい得点シーンをつくって1点でも多く取れるゲームをしたい」と意気込んでいる。昨季のリーグ戦は大分の1勝1分け。今季の初対戦となる暑い季節の九州ダービーは、無観客でも大勢のサポーターの熱視線が注がれる。

 他のカードでは、カズを擁する横浜FCは札幌と激突。昨季王者の横浜は浦和と、川崎Fは鹿島と対戦予定。ガンバ―セレッソの大阪ダービーも実現。FW金崎、GKランゲラックの新型コロナウイルス陽性が判明し、調整遅れが懸念される名古屋は清水と再開初戦を迎える。

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