Jリーグ　無観客開催の間は応援バナーも不可　村井チェアマン「安全管理の観点から」

　Jリーグは実行委員会を9日に開催し、終了後にオンラインで村井満チェアマン（60）が記者会見に応じた。前日8日のプロ野球との合同連絡会議で専門家チームからPCR検査に関する詳細な提言を受けており「検査の部分を中心に我々としてのガイドラインを策定した」と話した。

　また、7月10日以降に観客を入れるまでの無観客開催の間は、サポーターが用意した応援バナー（旗、幕）の掲出を見送る方針も定めた。「ずっと待ち望んでいただいているファン、サポーターの気持ちを大切にしつつ、一方でファン、サポーターの健康も守り切らないといけない」と村井チェアマン。掲出する際に会場付近で密集が起こりやすくなることや、旗を預かる際に十分な消毒作業が行き届かない可能性がある中でファンとスタッフが接点を持つ状況などを考慮し、「苦しい思いですが、気持ちを尊重しつつも安全管理の観点から合意をした次第」と説明した。なお、クラブが自己の管理の中で独自に行うものに関しては対象外とする。