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元なでしこ大野忍さんがオンライントークショー 選手らへ「当たり前のことを怠らずに」、100人が参加

[ 2020年4月13日 16:03 ]

オンラインでトークショーを開催した元サッカー女子日本代表の大野忍さん(株式会社ザスタジアム提供)
Photo By 提供写真

 元サッカー女子日本代表なでしこJAPAN大野忍さん(36)が12日、パーソナルトレーナー山田晃広氏(45=株式会社ザスタジアム代表取締役)とオンライントークショーを開催した。

 新型コロナウィルスの感染が拡大する中、大野さんと同社が外出自粛している方々に勇気を与え、スポーツの力でこの状況を乗り切っていくために何か出来ないかと考え、今回のトークショーが実現した。

 大野さんは現役引退後、INACレオネッサ東京のテクニカルコーチに就任。コロナ禍の影響で現在、チームの活動は停止となっており、普段の生活については「頑張る必要がない生活になったので30分程度ランニングしています。部屋の中でもエクササイズをしています」と話した。

 トークショーでは「なでしこリーグも開幕が決まっていない状況で選手たちはどうモチベーションを維持するのか?」「指導者として何をアドバイスしますか?」などの質問が飛び、「このような環境でも当たり前のことを怠らずにちゃんとやる。しっかりと選手としてやるべきことをやることが重要と感じる」と思いを語った。

 また、今回はパーソナルトレーナーの山田氏とのトークショーであったことから、現役スポーツトレーナーやスポーツトレーナー志願者の視聴も多く、コンディショニングに関する質問にも応えた。

 以下、主な一問一答。

 ――体のことで気をつけていたことは?
 「けがをしないためにどういうケアが必要か、ちょっとおかしいなと思った時はトレーナーさんに相談するように意識していた」

 ――大きなけががなかったのは?
 「信頼していたトレーナーさんがいたことで自分にセーブをかけられることができた、これ以上やったら大きなけがにつながるかどうか、相談して解決できたことが大きかった。そういうトレーナーさんを選手は求めていると思うし、女子の選手は小さなけがだと自分で解決しようとしてしまう人が多いが、それが重なって大きなけがになっているケースを見てきたので、トレーナーさんにそういう状況を救ってもらえるとうれしい。小中高校生は練習をやりたい気持ちが強いが、けがについてはトレーナーさんから伝えてもらうことが大切」

 ――サッカーへの取り組みについて
 「サッカーを楽しむことが大切。サッカーを好きになって楽しんで欲しい」

 今回の応募者は約100人を数え、社会人から小学6年生まで幅広い年代が集まった。画面越しに対面している参加者から「新鮮で特別感があり楽しかった」「画面越しに話が聞けるので凄く良くてまた来週も参加したい」などという声が届いた。今回のトークショーを運営する株式会社ザスタジアムによると今後も週に1回のペースでトークショーを行っていくとし、次回は19日に開催予定。

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2020年4月13日のニュース