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横浜、オンライン上でのトレーニングを公開 MF喜田「最大限は尽くしている」

[ 2020年4月13日 14:06 ]

自宅でトレーニングを行う選手たち(C)Y. F.M
Photo By 提供写真

 横浜は13日、オンライン上でのチームトレーニングを報道陣に公開した。

 選手の自宅待機が続く中、クラブは10日からオフィシャルパートナーであるシスコシステムズのWEB会議システム「Cisco Webex」を導入。自宅にいながらオンラインでチーム全員をつないで行うトレーニングを開始した。
 この日はブラジルに帰国中のDFチアゴ・マルチンス(25)を除く27選手が参加。下半身を重点的に動かす約1時間半のメニューをこなした。主将のMF喜田拓也(25)は「みんなの顔も見られますし、コーチも最大限の努力をしてくれている。グラウンドでできるに越したことはないけど、こんな状況の中でも最大限は尽くしている」と話した。
 トレーニングは田中章博コンディショニングコーチが動きを説明しながら実施した。「正直なところ、サッカーをしないでサッカーのフィジカルを保つことは非常に難しい。その中で低下を少しでも減らせるよう考えてプログラムを行なっている」と田中氏。シーズン中に行うには細かすぎる、体幹や筋肉を鍛えるメニューを組み立てていると明かす。
 Jリーグの再開は白紙の状態。「ボールと戯れたい。チームメートみんなに直接会いたい」。新型コロナウイルスの感染が収束した折に願う、Jリーガーとしての率直な思いを明かしたFW仲川輝人(27)は、来たるべき時に向け「リーグが再開したら、また一節からの気持ちになって戦いたい。それまでにコンディションとフィジカルをいかに落とさないかを考えている」と力を込めた。
 横浜は現在、18日にオンライン上でファンに向けて配信するイベント「StayHome with F・マリノス」を企画している。「自分たちの元気な姿を見てもらい、皆さんにも元気を分けたい」という思いから、選手たちが発案し、主導。トレーニングを終えた午後の時間などに会議やクラブとの調整を行なっているという。
 喜田は「こういう状況の中でも、チームとしてはもちろん、選手として、一人の人間として、何ができるのか。選手自身も苦しい部分もあったりしますけど、それでも誰かのためを思って行動できる姿勢をみんな持ってくれている。そういう仲間と一緒に仕事ができる幸せや喜びを感じている」と口にした。

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