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ユベントスの仏代表MFマチュイディが新型コロナ陽性、自主的に隔離 欧州サッカーの状況は

[ 2020年3月18日 20:45 ]

閑散としたローマの通り=16日(AP)
Photo By AP

 サッカーのセリエAで8連覇中のユベントスは17日、2018年W杯優勝メンバーのフランス代表MFブレーズ・マチュイディ(32)が新型コロナウイルス検査で陽性と診断されたと発表した。特に症状は出ていないという。

 ユベントスで選手の感染は11日のDFルガニ以来2人目。マチュイディは11日から自主的に自宅で隔離状態となっていた。

 またベローナは17日にDFマッティア・ザッカーニ(24)が検査で陽性と診断されたと発表。セリエA選手の感染者は、DF吉田麻也が所属するサンプドリアの7人、フィオレンティナの3人を合わせて計13人となった。

 また、スペイン1部のエスパニョールは17日、トップチームに所属する選手、スタッフの計6人の陽性が判明したと発表した。選手名など詳細は非公表だが、症状は軽いという。前日にはバレンシアがトップチームの選手、スタッフの約35%が感染したことを明らかにしており、集団感染が広がっている。

 17日時点の欧州カップ戦、主要リーグの主な状況は以下の通り。

 ▼欧州選手権:UEFAは17日、6月12日~7月12日に12都市で分散開催予定だった第16回大会の1年延期を決定。
 ▼欧州チャンピオンズリーグ(CL):決勝トーナメント1回戦第2戦で17日のユベントス―リヨン、マンチェスター・シティー―レアル・マドリード、18日のバルセロナ―ナポリ、バイエルン・ミュンヘン―チェルシーを延期。代替日は未定。
 ▼欧州リーグ:決勝トーナメント2回戦第2戦で19日の8試合を延期。
 ▼イングランド・プレミアリーグ:13日に4月3日までの全試合延期を発表。
 ・12日までにレスターの数選手が感染が疑われる症状が出たため隔離。
 ・12日にアーセナルのアルテタ監督が感染。
 ・12日にチェルシーのFWハドソンオドイが感染。
 ▼ドイツ1、2部リーグ:当初は13~16日の第27節は無観客で開催予定だったが、13日に4月2日までの全試合を中止とする方針を発表。16日の臨時総会で正式決定。
 ・ドイツ2部ハノーバーのDFヒュベルスが11日に、DFホルンが12日に感染。12日からMF原口元気ら全選手が14日間の隔離措置。
 ・13日にドイツ1部パーダーボルンのDFキリアンが感染。
 ▼スペイン1、2部リーグ:12日に全試合を少なくとも2週間中止すると発表。
 ・12日にレアル・マドリードのバスケットボールチーム選手の感染が判明し、同じ練習施設を使用するジダン監督率いるサッカーチームも活動停止。選手、スタッフは15日間の隔離。
 ・13日にバルセロナはトップチームの活動を当面停止すると発表。
 ・バレンシアは15日にDFガライら選手、スタッフの計5人が感染したと発表。16日に選手、スタッフの35%が感染したと発表した。
 ・エスパニョールは17日に選手、スタッフの計6人が感染したと発表。
 ▼イタリア・セリエA:9日に4月3日まで全試合中止が決定。
 ・11日にユベントスのDFルガニが感染。17日にMFマチュイディが感染。
 ・12日にサンプドリアのFWガッビアディーニが感染。13日には同僚のDFコリー、MFエクダル、FWラグミナ、MFトルスビーの4選手が感染。14日にDFベレシンスキとMFデパオリが感染を公表。
 ・13日にフィオレンティナのFWブラホビッチ、14日にFWクトローネとDFペッセッラが感染。
 ・17日にベローナのDFザッカーニが感染。
 ▼フランス1、2部リーグ:13日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。
 ・13日にフランス2部トロワがトップチーム選手1人の感染を発表。地元メディアは韓国代表FW石鉉俊(ソクヒョンジュン)と報道。
 ▼オランダ1部リーグ:12日に3月中の全試合を中止すると発表。
 ▼ベルギー1部リーグ:12日に4月3日まで全試合を中止すると発表。
 ▼ポルトガル1部リーグ:12日に全試合を中止すると発表。再開時期は未定。
 ▼トルコ1部リーグ:12日に4月末まで観客の入場禁止を発表。リーグ戦は継続。
 ・トラブゾンスポルのナイジェリア代表MFミケルが17日、新型コロナウイルスを理由にプレーを拒否して退団。

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2020年3月18日のニュース