山本航　有言実行のハット!総体の“リベンジ”大勝に貢献

第98回全国高校サッカー選手権1回戦   国学院久我山8－0前原 （ 2019年12月30日    駒沢 ）

＜国学院久我山・前原＞後半、2得点目を決める国学院久我山・山本主将（撮影・白鳥　佳樹）
Photo By スポニチ

　国学院久我山のゲームキャプテンを務めたFW山本航が、有言実行のハットトリックを達成した。

　前半23分に頭で得点を奪うと、山下貴が先にハットトリックを達成したことを刺激にして、後半20分、30分にもネットを揺らした。エースストライカーとして臨んだ夏の全国高校総体は無得点に終わり、チームは初戦敗退。「センターフォワードを任されているのに、悔しかった」という。夏以降は個人シュート練習を欠かさず、動画共有サイトで小林悠（川崎F）、興梠慎三（浦和）ら日本を代表する点取り屋の映像を繰り返し見ては、裏への抜けだし、クロスへの飛び込み方などを参考にした。卒業後は中大進学を予定。「今回は仲間にも“ハットする”と言っていた」と雪辱を期して臨んだ一戦で、エースが大勝に貢献した。