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麻也、W杯予選3大会連続弾!本業も被シュート「0」キッチリ完封

[ 2019年10月11日 05:30 ]

W杯アジア2次予選   日本6-0モンゴル ( 2019年10月10日    埼スタ )

前半、吉田がゴールに笑顔(撮影・大塚 徹)
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 日本代表が快勝したW杯アジア2次予選モンゴル戦でベテラン勢が輝きを放ち、6―0快勝を演出した。DF吉田麻也主将(31)は前半29分にヘッド弾を決め、W杯予選ではDF史上初の3大会連続ゴール。DF長友佑都(33)は09年10月8日の香港戦以来、10年ぶりの国際Aマッチ得点で、W杯アジア予選ではDF最年長得点となった。 日本代表メンバー  日程&結果

) 勝負強い“DFW”の面目躍如だ。前半29分、1メートル89の吉田がゴール前の混戦を制す。酒井の右足がミートできず、ふわりと浮いたボールをとっさにヘッドで押し込んだ。「めちゃくちゃ、ラッキー!。もう少しちゃんと得点したかった」と笑う。昨夏のW杯後に就任して以来、主将としての記念すべき1号だった。

 日本サッカー史上初めて、DFとしてW杯予選での3大会連続ゴール。選手全体では岡崎慎司以来2人目の快挙だ。起点は中島の左CKだった。アジアでは守備を固める相手が多く鍵となるのがセットプレー。「決めるところを決めれば8―0にもできた。武器として持てるようにならないと最終予選では苦しくなる」。まだまだ貪欲だった。

 準優勝に終わった1月アジア杯後、主将として悩んだ時期があった。準決勝のイラン戦に快勝後、チーム内の油断や隙を感じながら、律することができなかった。前任者の長谷部のようにコミュニケーションを取りながらまとめるタイプではない。「言葉よりもピッチで表現したい」。ゴールという目に見える結果には大きな価値があった。

 守備でも被シュート0本と“完全試合”を達成した。それでも「2次予選が終わった時に何点取られたか、で評価してほしい」と吉田。国際Aマッチ出場通算98戦目は本田圭佑、中村俊輔に並ぶ歴代8位タイに浮上。年々、若返りも進む中「体力的にはベテランと思ってない。CBとしては今が一番いい時期」と話す31歳。経験も重ね、気力、体力も充実。主将として円熟味を増してきた。 

 【データ】日本はモンゴル戦で被シュート0本。森保ジャパンでは1本(2度)が過去最少だった。日本のW杯予選では、97年3月25日マカオ戦(○10―0)でシュートが32本、被シュートが0本だった例がある。

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2019年10月11日のニュース