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Jリーグが湘南・チョウ監督のパワハラ認定 公式戦5試合資格停止

[ 2019年10月4日 15:12 ]

湘南のチョウ貴裁監督
Photo By スポニチ

 Jリーグは4日、J1湘南のチョウ貴裁監督(50)にパワハラ行為があったとして、公式戦5試合の出場資格停止とけん責の処分を科した。クラブには制裁金200万円とけん責の処分を下した。8月中旬から指導を控えていたチョウ監督は既に5試合で指揮を自粛し、制裁を科したものとされた。6日のJ1川崎F戦から復帰可能となるが、湘南によると指揮は執らず、今後の続投ついても明らかにされなかった。

 7月に日本サッカー協会の「暴力等根絶相談窓口」に匿名の通報があり、連絡を受けたリーグが弁護士による調査チームを立ち上げ、クラブ内外の関係者約60人への聞き取りで事実確認していた。調査報告書ではスタッフ、選手へのパワハラ行為を認定し、問題を把握できる立場ながら対応が不十分だったとしてクラブ幹部の責任も認めた。

 クラブでのパワハラ行為をリーグが主導して調査し、裁定を下したのは初めて。村井満チェアマンは「社会の潮流やスポーツを取り巻く要求、要望、期待を感じてのこと」と、処分に至った理由を説明した。

 チョウ監督はJ2時代の2012年に就任し、今季が8年目。昨季はYBCルヴァン杯初優勝に導いた。村井氏は「指導者としての力量は高い。反省して再起していただきたい」と促した。

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2019年10月4日のニュース