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レアルMF久保 出場10分でシュート3本 スペイン紙高評価「電撃的なプレー」「レボリューション」

[ 2019年7月31日 16:51 ]

親善大会アウディ杯準決勝   レアル・マドリード0―1トットナム ( 2019年7月30日    ドイツ・ミュンヘン )

トットナム戦で後半途中から出場したレアル・マドリードの久保(AP)
Photo By AP

 スペイン1部リーグ、レアル・マドリードの日本代表MF久保建英(18)は30日、ドイツ・ミュンヘンで行われた親善大会アウディ杯準決勝のトットナム(イングランド)戦に1点を追う後半35分から右MFで出場。約10分間で3本のシュートを放つなど積極的なプレーを披露した。

 昨季欧州チャンピオンズリーグ準優勝の強豪トットナムを相手に、久保が果敢に移籍後初ゴールを狙った。後半39分に中央でパスを受けるとマークを左にかわして左足でミドルシュート。低く鋭い弾道でゴール左枠をとらえたが、フランス代表GKロリスに阻まれた。その1分後にはこぼれ球を右足ダイレクトで合わせたが、ミートしきれずにゴール右へ。天を仰いで悔しさを露わにした。後半42分には右サイドからドリブルで1人をかわして切れ込み左足を振り抜いた。強烈なシュートが相手選手の顔に直撃した。

 積極的で切れのある動きを披露し、シュート3本はトップチームでの3試合目で自己最多。スペイン紙からも高い評価を受けた。マルカ紙は「久保にとって10分は、他の選手を超える活躍をするのに十分な時間だった。2本の危険なシュートとタンガンガの顔を直撃するシュートを放った」と評し、同紙電子版の読者投票ではGKナバスに次ぐチーム2位にランクされた。アス紙は「久保はわずかな出場のチャンスを活かした。3本のシュートを放ち、ゴール前で電撃的なプレーを披露した」、ムンド・デポルティボ紙は「久保選手は“レボリューション(革命)”。試合の最後に交代出場し、チームに意欲と更なるスピードを与えた」とそれぞれ好評価を与えた。

 チームは31日にアウディ杯3位決定戦でフェネルバフチェ(トルコ)と対戦する。

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