鹿島 経営権譲渡は経営悪化ではなく時代の流れ

[ 2019年7月31日 08:30 ]

メルカリ 鹿島の経営権取得を発表

握手を交わす(左から)日本製鉄株式会社・津加宏執行役員、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー・庄野洋代表取締役社長、株式会社メルカリ・小泉文明取締役社長兼COO(撮影・吉田 剛)
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 鹿島は昨年度の営業収入がクラブ史上最高の約73億円となり、100億を目指すことを庄野社長が明言している。今回の経営権譲渡について、関係者は「経営悪化が理由ではない。時代の流れだ」と語る。

 契機はJリーグが17年から10年間、「DAZN」と2100億円の放映権契約を締結したこと。クラブには高額な配分金がもたらされることになった。また、メルカリ社の小泉社長は「DAZNの参入で視聴数が伸びている」とファン層の拡大にも焦点を当てる。

 日本製鉄は、BtoBの会社。鹿島の事業は直接的に連係しない。一方で、利用者拡大を成し遂げてきたメルカリは鹿島の「ファン」にも「まだファンでない人」にもアプローチするさまざまなノウハウがあり、それが経営と密接に結びつく。カシマスタジアムで将来導入する「5G」の技術を生かすすべや、新たな広告収入の枠組みも検討中だ。

 楽天が神戸、サイバーエージェントがJ2町田の経営権を取得、ミクシィはFC東京へ出資するなどサッカー界ではIT企業の経営参画が続く。これまで日本のスポーツ界は宣伝、広告を目的とした企業スポーツによって支えられてきたが、若い経営者らは、サッカーは投資的な価値が高く新たな事業展開の場として注目している。 (波多野 詩菜)

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